デジタル・科学技術
国・地方デジタル共通基盤の整備・運用に関する基本方針
人口減少下でも公共サービスを維持するため、国と地方が共通基盤を整備・運用する考え方。共通SaaS、認証・基礎データ等の公共インフラ、クラウド・ネットワークを分けて整理する。
THREE KEY POINTS
押さえたい、3つの要点。
- 01
利用者と行政職員の負担を減らすため、制度・業務を見直し、個別の開発を重ねる方式から共通化を進める。
- 02
業務アプリ、認証やベース・レジストリ、クラウド・ネットワークでは、担う機能と整備・運用の責任を分けて考える。
- 03
国と地方の合意、実現可能性の調査、人材支援、費用負担を含め、全体のコストと継続的な改善を重視する。
この文書で分かること
自治体のDXを、システムの標準化だけでなく、共通サービス、認証、データ、運用体制まで含めて理解できる。提案の前に、どこを共同化し、誰が責任を持ち、現場に何を残すかを整理できる。
原文は、ここから読む。
第1で目指す行政の姿、第2で基盤や費用・人材、第3で推進体制を読む。2024年重点計画の構成部分であり、現在の個別事業の導入状況は連絡協議会や担当府省の資料で追う。
DEEPER UNDERSTANDING
もう一歩、具体的に読む。
共通化するものを3層に分ける
共通SaaSは窓口等の業務で使うアプリケーション、デジタル公共インフラは認証や基礎データなど複数サービスが使う機能、物理・仮想基盤はクラウドやネットワークを指す。これらを一括して『共通システム』と呼ぶと、利用者、契約、責任、費用の違いを見落としやすい。
- 共通SaaS:業務や仕様を整理し、複数の自治体が利用できるアプリを広げる。
- 公共インフラ:マイナンバーカードによる個人認証、GビズID、ベース・レジストリ等を共通利用する。
- クラウド・ネットワーク:可用性と安全性、責任分界、利用に応じた費用を整理する。
導入後の運用と国・地方の協議まで設計する
共通化は、同じソフトを導入すれば終わる取組ではない。対象業務の実態把握、業務改革、実現可能性の調査、国と地方の協議、費用負担、運用人材が必要となる。初期の利用団体の負担や、既存システムの更新時期にも配慮し、小さく始めて改善しながら展開する考え方を示す。
- 自治体の実情と住民ニーズを把握し、共通化する効果と全体コストを比較する。
- 開発・移行・利用・保守の費用と、主体ごとの責任を分けて考える。
- 連絡協議会と関係府省の資料で、選定された分野や実施段階を確認する。
WHERE THIS DOCUMENT BELONGS
この文書がつながる、資料の全体像。
「デジタル社会の実現に向けた重点計画2024(旧版・構成比較用)」の構成・参照関係から、この文書と一緒に読む本文・別紙・関連資料をたどれます。
所属・参照元の資料群を見る ↗OFFICIAL SOURCE
公式資料と確認範囲
公式本文・解説を確認
2024年6月21日閣議決定の重点計画第6の構成部分。共通SaaS、デジタル公共インフラ、物理・仮想基盤、費用と人材、推進体制を本文で確認。連絡協議会の公式説明も同章を設置の根拠として参照。
公式資料を開く ↗国・地方デジタル共通基盤の整備・運用に関する基本方針:2024年重点計画第6 · 確認基準日 2026年10月19日